こんにちは、奈良県在住、整理収納アドバイザー認定講師、オフィスミカサの長野です。片づけ目線で気になるニュースがあったのでご紹介。内容は、アイドル活動をしている子が、ファンからのプレゼントをフリマアプリに出品していたというもの。

ニュース記事はこちら
「アイドルがファンのプレゼントをメルカリ出品」と指摘

色んな経過もあるでしょう。でも彼女だけが非難だけされるニュースではなく、プレゼントのあり方についても、たくさんの方に注目のされ方をしてほしいなと思ったので、記事にします。なのでファンの方云々というよりは、「あげる側」「もらう側」プレゼント全般について普段考えていることを書きます。

理想的なのは、こんなプレゼントの渡し方と受け取り方

あげる側は「あなたへの気持ちを伝えたいので、形にして送ります。使わないければ、手放してくださってかまいません」いただく側は「私のために選んでくれてありがとう。使わなかったら譲らせてもらうかもしれません、いただいた気持ちは今後ずっと大切にします」だと思っています。これを「片づけ・モノを大切にする・気持ち」という点から見ていきます。

片づけを停滞させやすい原因、プレゼント

プレゼントは「必要じゃないのに、手に入る。+気持ちがこもっており手放しにくい」もの。「入る・出る」の両方に問題があります。だから片づけを停滞させる原因の1つになりやすい。そしてモノとともに「気持も渡す」ということを、どうとらえるかは人によって考え方が違うため、さらに扱いがとても難しいんです。
だから、世代を問わず「いただきもので片づけが進まない問題」は存在します。個人的には高齢世帯の方がこの傾向が強く、片づかず生活に危険を及ぼしているケースも多いように感じています。

プレゼントは、あげる側都合?

プレゼントしたい気持ちについて、これまでいろいろ考えてきたのですがというのは、実は「あなたへの気持ちを伝えたい・喜ぶ顔が見たい」という極論あげる側のエゴという考え方もあると思います。もしここに分かりやすく「プレゼント、嬉しいでしょうその分お返しもよろしくね」なんて、気持ちまで含まれたモノなら、受け取りを遠慮したいですね…。

子どもへの買い与えは親のエゴ?

「子どもの喜んだ顔をみたい」「駄々をこねられたくない」からプレゼント(買い与え)してしまうのは、親の都合。モノを大切にする気持ちを育てるためと、毎日話しかけ、伝え、教え、我慢をさせ、納得をさせ…というよりも、買って喜ばせる方が、ずっと簡単。ここを押さえずに「買ってあげたのに、片づけない・大事にしない」というのは、親にも原因があります。
こんな風に考えると、あげる側として意識が少し変わる。子育て片づけ講座では、この部分のお話を深く掘り下げてお伝えするのですが、みなさんが非常に興味深く聞いてくださる部分。みんな大小思い当たる節があるんだと思います。

余計な気を使わせないよう、配慮する

プレゼントをもらった側の葛藤は「捨てられない、売るのも申し訳ない、使えればいいけど使わない、かさ張るしどうしよう」こんな風に考える方は、優しい、いい人が多いだから日本人片付け苦手なんだと思うんですよね…。でも、プレゼントをしたいと思う相手に、こんな気を使わせてしまうというのは、とても罪深いこと。

相手にとって不要。忘れ去られて家の中に置きっぱなしから、処分されるよりも、売ったり、誰かにゆずってもらってる方が、ずっと良いと思いましょう。プレゼントしてくれた人にバレたらまずいから…と、売りもせず処分されたら。こんなひどい話はありません(あげる側・もらう側・モノにも)。「もし気に入らなかったら、誰かに譲ってくれていいからね、売ってくれてもいいからね」そんな一言を、プレゼントと一緒に伝えることも、素敵な気づかいの1つです。

受け取る側になったときは、あげる側の気持ちを受け取る

受け取るときは相手からの「あなたへの気持ちを伝えたい・喜ぶ顔が見たい」そんな気持ちを、まず受け取る。「私のために、時間をかけて選んで、購入して、渡してくれた」ここに感謝する。そうすれば「こんなプレゼント(モノ)だったら、いらなかった」なんてひどい発言はでないはず。そして、自分のために、プレゼントを選びくださった気持ちを、忘れないことを大切にしましょう。

 

受け取った後、譲るのは悪いことじゃない

自分にとって不要なモノだったとしても、モノの価値は無くなっていません。必要な方に譲れば、非常に喜ばれるでしょう。「〇〇さんがくれたからすてられない…」と、置きっぱなし+ほこり。さらにそのモノも一因となり「家が片づかなくて、イライラする!」とストレスを抱いていたら、相手の方も残念に思われるでしょう。だったら、次の方へ譲ってしまうのも良いのではないでしょうか。
ここで「本人の目の前で」とか「いただいたことに感謝していない」と相手が感じるような譲り方をすると、不快にさせちゃうのが難しいところ。一言添えるなどのおとなの配慮が必要。

最後に

ニュースになった理由が 送った方が、「売れらた!」って激怒したからなのか、それとも「彼女、もらったもの売ってるよ」っていう事実に対して、悪いイメージがついて広がったのかがわからなくて。ファンの方の中には「気に入らなかったら、売ってもらってもいいです」と、いう方もいらっしゃるかもしれないなと。

職業柄、ファンの気持ちという点がフューチャーされてしまい、マイナスでしたね。お会いしたこともない方なので、性格をくみとることができないのですが、ファンの方の気持ちをしっかり受け止めた上で「モノを処分したり、物置に置きっぱなしにするのではなく、すぐに使ってもらえる方ように譲ろうとした」というのであれば、しっかりした行動だと思います(ちょっとでもお金にしたかった、となればマイナスですけどね…)。中途半端にあれもこれも大事に抱え込んだり、決断を後回しにするような方ではないんだろうなと、これだけみれば個人的にはよい印象でした。

じゃあ最近喜ばれているプレゼントってどんなもの?

カタソに以前記事を書かせてもらったことがあるんです。こんなのはいかがでしょう、ということでご覧になってくださいね。
カタソ: 頂き物は手放しにくい!モノじゃない「もらって嬉しいプレゼント」とは?

上記のようなプレゼントの考え方、全国のアドバイザーが同じことを言うかと言えば、そんなことはないんです。でもプレゼント、お土産などのいただきものの扱いが難しい、どうすべきか…というのは、整理収納アドバイザー2級講座の中にちらっとでてくる、共通認識です。興味があったら、ぜひ整理収納アドバイザー2級認定講座に、ご参加くださいね。