こんにちは。奈良県在住整理収納アドバイザー1級認定講師、オフィスミカサの長野ゆかです。ファイリングの指導をしているせいか、本のご相談もよくお受けします。大学の先生なんかは希少な価値の本をお持ちだったり、歴史的な価値のある本があったりと、様々なケースがあるのですが、本屋さんに売っている一般的な本に対して、先日興味深い考え方を聞いたので、ご紹介します。

満足感・物欲・コレクション 読んだ本を手元に置く理由は?

本をたくさん読む方の、本棚のお悩みは尽きません。ひたすら増えていく一方です。実は本を読み終わった後に置いておく理由に、本を並べることで「こんなにたくさん読んだ」という満足感が欲しい方、読んだ本そのものをコレクションにしている方など、「本=読む」という本質とは違う部分を、知らずに求めている方もいます。本が重くて家の2階が抜け落ちそう、なんて話も聞きますが実際、図書館の床が落ちてきたニュースありましたよね。安全と比較しても置いておきたいかというのは、冗談ではなく1つのポイントになるなと思っていました。

とりあえず片づけ対応策は、置いておける本の量を最初に定めておく

もし自分が物欲やコレクションで持っているわけではないのなら、置いておく本の量を「ここまで」「この本棚いっぱいまで」等きめておき、あとは1冊購入したら、1冊一番気に入っていない本を、売るというサイクルを守ることで、本の量をキープするというのが、片づけと本問題の1つの解決の方法です。

見返したいだけの人なら、表紙をスマホで取って手放すのもあり

「こんなに読んだ」「この本を読んだ」という見返しのためだけに、本を置いておきたい方の中には、読み終わったらその本をスマホで撮影して、処分する方もいらっしゃいます。手放せる方法と言うのは人それぞれ。片づけたい気持ちがあるなら、自分が納得できる手放し方を見つけましょう。

手放せない理由にこれ。「もう1度読みたいときに、ないと損した気分になる」

もう1つ本を手放せない理由として「もう一度読みたくなったときに、ないと嫌だから」という理由があります。これもわかります。ただし、もう一度読むかと言われ「きっと読まないと思う」なら、割り切って売る、というのも1つの方法。もちろんこれが学術書的なもの「もう一度読みたいときに手に入らないと困る」というなら、対応は変わってきますよ。

もう一度読みたくなったら、そのときに買う

先日、カズレーザーさんが興味深い発言をなさっていました。彼もすごく本を読まれるそうですが、一定数たまると、人にあげる、と。とかく手放す方式をとっていらっしゃるとのこと。

「もう一度読みたくなったらどうするの?」と聞かれ、彼が答えたセリフが
「そのとき、もう一度買う」
「すると、作家さんにその分収入が入る。それが正しい姿だと思っている」、というような返事が。…面白い考え方だなぁと。思わずテレビに向かって「ふぉおー・・・」と感嘆の声をあげてしまいました。

何度も読みたくなる価値のある本

「もう一度読みたい=それだけ価値のあるモノ=もう一度お金を出す=作家さんの収入になる」確かに、あるべき姿だなと思いました。売ったら、作家さんに悪いような気もしていたのですが、もう一度買うのもいい。
私も、何度も何度も読み返している本があります。この本は買った値段の何倍もの価値があります。そういう本って、確かに「安い」と思っていました。なので、余計に納得しました。(しょっちゅう読み返すので手放さないですけどね)

リスク管理?それとも価値があるものにお金をかける?

ちなみに私は、本棚1段を自分のスペースとして確保。1冊入れば1冊処分。「読みたくなったときに、再度お金を払うのは仕方ない。モノとの付き合い方、スタイルの割り切り」と思っていました。でも今回「もう一度買うくらいの価値があるから」と思うと、当然のことのようにも思えました。個人的な本の持ち方としてはこの考え方も、今後大事にしたいと思います。

自分のスタイルに合わせた本との付き合い方を考える

まずは、自分のスタイルに合わせた本の持ち方、付き合い方を、考えることがまずは第1歩。もし本を手放すことに関して「なるほど、その価値観なら分かる!」と言う方がいらしたら、それが自分に合う手放すときの考え方。ぴったりくれば一気にストレスフリーになりますよ。