各社の「見出しガイド」徹底比較
ホームでもオフィスでも。ファイリング時に必須、見出しガイド
バーチカルファイリングでは非常に重要な役割を持つ見出しガイド。何十年も定番でイトーキ・コクヨの2択となる商品なのですが、2021年2月に松村工業様からガイドが発売されました。
シンプルなので同じように見えて、結構違う。そこで各見出しガイドをご紹介。ホームファイリング上級生の感想&私の独断と偏見で☆評価つけてみます
松村工業株式会社 見出しガイド
ホームファイリングで使える見出しガイドが欲しい!と願って5年。もうガイドで悩まなくなりました。
全体評価
扱いやすさ:★★★★☆
価格:★★★★★
デザイン:★★★★★
ホーム利用:★★★★★
オフィス利用:★★★☆☆
価格
第1ガイド10枚で550円、第2ガイド5枚で275円、送料が230円。全部で15枚、1,000円程度と考えると非常にリーズナブル。第2ガイドは使用枚数が人によって異なるので、5枚ずつ選べるのもいいですね。
デザイン
黒、マットな質感で高級感あります。無印良品の段ボールファイルボックスの「黒」に似ています。どのメーカーさんのファイルボックスにも、どんな雰囲気のおうちにも合う。
特徴
見出し幅が数ミリ広いですが、ガイドの字数が増やせると評判よし◎ 6分の1カットでみれば規格外ですが、第3ガイド(雑フォルダー)場所は、実質使わないので問題ありません。
タブ部分まで紙製なので、環境にやさしい&保存の時に場所を取らないのも◎。
扱いやすさの星を1つ少なくしたのは、タブが黒でデザイン性が高い分、鉛筆やボールペンで、さっとタイトルを書きたい人にはNGなこと。テプラ等で貼って使う方には、むしろ扱いやすいので☆5つです。
第1ガイド 松村工業株式会社
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第2ガイド 松村工業株式会社
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KOKUYO(コクヨ)見出しガイド
オフィスでの定番商品。私も職場ではこれを使っていました。
全体評価
扱いやすさ:★★★★☆
価格:★★☆☆☆
デザイン:★★☆☆☆
ホーム利用:★☆☆☆☆
オフィス利用:★★★★☆
価格
第1ガイド10枚1セット。第2ガイドも10枚1セット。1セット約1500円×2(第1・第2)の購入+送料600円。全部で20枚、3,600円程度。
ただ、さすがコクヨ商品なので扱っているネットの店舗も多く、10セット!から、ガイド1枚単位で販売されているお店もあります。オフィス向け商品ですね。選べるっていい。
デザイン
白がまだらに混じったグリーン。これをインテリアで活せすには、かなりセンスが必要になります。ちなみに、私は勤めていた時のなじみ具合からオフィスでガイドといえばこれ。昭和のオフィス感好きにはたまらない。手触り好き。ほっととする。
特徴
ガイドが立体的。斜め角度なので、キャビネットや机の引き出し等、上からの目線角度で一瞬で探せる。それを優先したい方にはこれがいいよ!とお勧めしています。ただこの角度のせいでラベルの文字が小さくなってしまうのが…ちょっと残念。
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イトーキガイド
これまでのホームファイリング上級生&訪問サービスで利用99%。セミナーでもこれまでおすすめとしてご紹介してきました。
全体
扱いやすさ:★★☆☆☆
価格:☆☆☆☆☆
デザイン:★★★☆☆
ホーム利用:★★★☆☆
オフィス利用:★★★★☆
価格
10枚入り2,990円+送料660円(~2021年は、定価1,660円で約2,300円でしたが値上がり)
タブが動くので1セット注文でOK。例えば第1・第2ガイド5枚ずつという風に必要に応じて利用できます。予備(保管)が出にくいのがいいところ。
デザイン
色はグレー。ホームインテリアとは合わせやすいですが、よく見ると白い点が規則的に入っていて、こちらも昭和の事務文房具感あります。
特徴
価格で説明の通り、見出しタブが動くことが最大の特徴、横見出しとしても使えとても重宝します。これが最高にいい!一方で扱いやすさが星1つなのは、この動くプラスチックタブのせい。あけにくい。割れそう、ひびが入ってくもる。タブだけ別売り希望と、声が上がるほど。そしてもう1つの扱いにくさが、紙質なのか指紋(油)が付きやすく角度によっては目立つこと。個人さんでは「それはいや」という方もいます。
あとは「ジャストサプライ」という、一回り小さいイトーキさん独自のサイズ展開があります。そのガイドを間違って購入すると、ガイドが埋もれる事態が発生するのでご注意を。購入される際はこのリンク先「上・横兼用」を選んでくださいね。
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何を優先するか次第。ホームかオフィスかは大きい
結論。ホームファイリングなら、松村工業さんのガイド一択、コスパとデザイン性で最強。オフィスファイリングの場合でも十分。
ただしKOKUYO/イトーキがプラスチックタブ=ラベル差し替えで再利用可能であることに対して、紙製なので、それができません。ただ紙の上からシールを何度も貼って数年使うことは可能ですし、これもガイドを再利用するのか、それともガイドで分類を保ったまま文書保存箱へ入れるかで変わってきます。
他に違いとしては、松村工業さんのKOKUYO/イトーキの方が、強度は15%程度増し(長野感覚比)。サイン色紙くらいの強度をガイドに求めている私は少し気になったポイントですが、ガイドを愛用するホームファイリング🄬上級生の見解では「全く問題なし」とのこと。私も手にしてからしばらく使ってみて言えます。全く問題なし!
おかむらさんのサイト「おかたづけノコト」 ホームファイリングサービス提供されてます。
そしてKOKUYO・イトーキは、ネットでの一般販売価格は高め。でも、オフィスで導入するときは単位が多いのでメーカー割引があったり、文具メーカーさんで契約なさっているとその企業様専用の割引率適応等もよくあります。この辺も各社変わってきますので、オフィスで導入する場合は調べてみてください。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
これからファイリング導入される方、また整理収納アドバイザーのようなプロの方にも上記の特徴をお伝えしています。ホームファイリング中級セミナーを受講くださった方は復習に。これからガイド購入を検討されている方には、参考になれば幸いです。
あと「デザインにこだわってガイド自作した!!」という方。大好物なのでぜひ写真を、LINE公式アカウントから、送ってください。SNSシェアさせていただけるなら嬉しい。そしてこの3社さん以外に、ネットショップ経由で購入できるメーカーさんご存じでしたらぜひ教えてください。
また本ページご覧いただいて。第1ガイドって何?6分の1カットって何…という方は、ネットで調べてみてください。もちろん拙著「実践! オフィスの効率化ファイリング」「実践!はじめてのホームファイリング 」でも紹介しています。お持ちの方はそちらから、ご覧くださいませ。
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